【花粉症と食事】
春になり暖かくなると自然と気持ちもウキウキしてきます。
そんな春の陽気に水を差す『花粉症』に毎年苦しめられている方は年々増えております。
花粉症の症状はさまざまでくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、涙、充血などの鼻や目の症状から、のどや皮膚のかゆみ、咳やたん、酷い方だと、下痢や食欲減退、微熱といった症状を引き起こすこともあります。
風邪と症状も似ている事からこれからの春は特に気を使いますよね。

《花粉症の人が増えた理由》
近年花粉症の方が増えてきた理由として、

①植林によるスギの増加と温暖化による花粉の生成量の増加。
②大気汚染により汚染された花粉に身体が過剰反応している。
③食生活の変化によりアレルギー体質の方が増えている。

などがあげられます。
①と②は個人の力でどうにかする事は難しいですが、③に関しては個人の取り組みで改善する事ができます。

《食生活と花粉症》
人のからだには異物を身体の外に出す免疫力が備わっています。
花粉症は花粉に対する免疫の過剰反応により鼻や目などが炎症をおこしている状態です。
極端に言うと、どんなに花粉が増えても身体が花粉に反応しなければ花粉症にはなりません。
この『炎症をおこしやすい体質』は普段口にしている食べ物に大きく影響を受けます。

近年、炎症を起こす原因として『リノール酸』という植物油の過剰摂取が取り上げられております。
リノール酸とはサラダ油などに多く含まれている物質で、体内でアラキドン酸という物質に変化し炎症を引き起こしやすくなります。
花粉症の対策として、栄養バランスも大事ですが、植物油の過剰摂取を控える事はそれ以上に重要になってきます。

過剰摂取になってしまう理由は、加工食品に植物油が多く使われている事と、そもそも植物にリノール酸が多く含まれているので、普通に野菜やお米を食べるだけでもあっという間に適正値を超えてしまうからです。

リノール酸が多く含まれる食品は

○マーガリン
○スナック菓子
○カップ麺

など多くあり、日常で口にしない事は難しいかと思います。
そこで、オススメの食事が『α-リノレン酸』を含んでいる食べ物です。
炎症を引き起こすリノール酸と対称に炎症を抑える物質、それがα-リノレン酸です。

このα-リノレン酸は魚油、しそ油、亜麻仁油に多く含まれております。
特にマグロやサバに多く含まれております。
健康な人は『リノール酸』と『α-リノレン酸』のバランスがうまく取れているのですが、花粉症の方は『リノール酸』に比重が傾いております。

そのため、花粉症の方は
①植物油を減らしリノール酸の過剰摂取を減らす。
②魚油やしそ油を多く取りα-リノレン酸を積極的に取る

を意識する事で炎症のおきにくい体質を作る事ができます。

《花粉症に良い食事》
①マグロ・サバなど魚類
マグロやサバにはα-リノレン酸の元になるDHAやEPAが多く含まれております。身体の炎症を抑える効果があり花粉症の方にオススメです。

②しそ油
しそ油も炎症を抑える効果があり花粉症の方にオススメです。

③乳酸菌
免疫細胞の多くは腸内で作られるため、腸内環境を整える事は免疫を整える事に繋がります。
乳酸菌には免疫の過剰反応を抑える働きがあるため、花粉症の症状緩和に役立つと考えられています。

④ビタミンD
ビタミンDが不足すると免疫の過剰反応により花粉症などの症状がおきやすくなると考えられております。一説によると、新型コロナウイルスの重症化もビタミンD不足による免疫の過剰反応ではないかと言われております。ビタミンDは太陽光を浴びると体内で生成されます。

⑤食物繊維
食物繊維は腸内環境を整えます。腸内環境がよくなると腸の免疫機能も向上するので、花粉症の症状改善が期待できます。ワカメやヒジキなどの海藻類、イモ類などに多く含まれます。

⑥チョコレート
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールに、花粉による炎症を引き起こすヒスタミンが放出されにくくする効果があると考えられてとります。

《最後に》
日本人は本来植物油を使わず、魚を中心とした食事を取ってきました。しかし、食文化の変化や加工食品の流通により日本人の食生活は昔に比べだいぶ変わりました。
そういった事も花粉症の増加に繋がっているのかもしれませんね。
花粉症でお悩みの方、是非一度試してみてはいかがでしょうか?